「D.L presents THE SINGLE:MUSIC REVOLUTION β」

SL-782005-11-30



1.MUSIC
2.MUSIC(The Adventures of ORIGINAL MOOGNIST on The Keys)
3.MUSIC(Instrumental)
4.MUST BE THE MUSIC (Instrumental)
5.MUST BE THE MUSIC

D.LことDEV LARGEの「ラップ付きの」ソロがようやくCD化。といっても内容は実質M1・M5の2曲入りシングルである。タイトル曲M1は80年代風のディスコチューンを生バンドがファンキーにアレンジしたかなり刺激的な仕上がり。一流スタジオミュージシャンによるキレまくりの演奏はある意味反則と言えなくもないが、唸りまくるベースに痺れずにはいられないし、なによりこんな斬新なラップのオケは前代未聞。独特の抑揚を利かしたフロウはブッダ以来不変のスタイルで特筆すべき点こそないものの、この脱ヒップホップ的サウンドに「黒さ」を確かに付与している。M5はM1のメンツでもう一曲やってみた的な洋楽のカバーで、D.Lが完全に「歌って」いるが上手いとはいいがたい。しかしまあこれはいわばオマケ。このボリュームで1200円はチト高い気もするが、少なくともM1はマンネリ気味な日本語ラップ界における久々のイノベーションだ。