「after school makin' love」

SL-782008-01-13



1.after school makin' love(INTRO)
2.310
3.ごめんねG.O.D. feat.AMIDA
4.MINT神戸
5.Shake it like 1.17.
6.Take ya clothes off(free sex mafia) feat.THE 9 FAR EAST,遊戯
7.Yeeeah Baby!!
8.Wooooo Baby
9.Where is the LUV?(生理的に大好きPART.3)
10.Stay focusメェーン feat.JAZZY BLAZE
11.放課後
12.Shake it like 1.17.(K-TOWN REMIX) feat.P.D.TOUGH,JAZZY BLAZE
13.生理的に大好きPART.2.1(最後は下唇を噛んで...)
14.We gotta go!! JAZZY BLAZE feat.MINT

韻踏脱退後数年のブランクを経てリリースされた初のソロアルバム。いかに細分化を遂げたとはいえ、現行の日本語ラップの多くはスタイルを問わず何らかの系譜上にあるのが通例であるが、本作はあらゆる潮流とは無縁のところにある。確かに個々の要素をみると狙いは明確なのだが、それらが複合的に歪みながら合わさることでなんともユニークかつアジな仕上がりをみせているのだ。具体的には、サウス系バウンスを基調としたピッチ遅めでシンセバキバキのプロダクション、そこにのっかるラップはキャリアに立脚した日本語的押韻主義が脱力気味に貫かれながらも、リリックの内容は女子高生へのフェテッシュな執着と実話か妄想かよくわからないダメダメ恋愛ネタに終始するという。。この奇妙な取り合わせが、自身のパラノイアックな拘りの上に成り立っているからこそ、たんなる珍作とは趣を異にした極めてアーティスティックな一枚となったことは論を待つまい。