「KING&QUEEN」

SL-782007-07-19



1.No Music, No Life feat.GRAND BEATZ(DJ RYOW&TOMOKIYO),尾崎真希
2.Know Music, Know Life feat.DJ TAIKI a.k.a. GEEK
3.Intro 〜Aggressive & Hungry〜 feat.Anarchy,Jack Herer
4.King & Queen feat.Foxxi misQ
5.Shatta Fire 〜Reloaded〜 feat.Ackee&Saltfish
6.Skit feat.The Groove Brothers
7.Music Hustlin' feat.般若,AK-69,AKIRA,MACCHO,TOKONA-X,DJ NONKEY
8.Simple Man feat.Full Of Harmony
9.Ballers Vacation feat.Mr.OZ,來々,The Groove Brothers
10.Everybody Get Up feat.DJ MITSU,ノリ・ダ・ファンキーシビレサス,ヤス一番?,プリメラ
11.Don't Cry feat.JAMOSA,G.B.L
12.Big Shout Out To My...
13.Outro 〜The King Is Back〜
14.Warnin' feat.SORASANZEN,GRAND BEATZ(DJ RYOW&TOMOKIYO)

あくまで自然体に徹し、例えば音の「間」のようなミクロな部分に拘った前作から一転、今回は楽曲ごとの狙いが明快で、演出に富んだ派手目の作風となっている。それはアプローチに応じて適宜ゲストを迎えていることからも窺えよう。ROCKなリード曲M2を筆頭に、M4のキラキラR&B路線から珠玉のラブソングM8に至るまで、多彩な音楽性が目まぐるしく展開する様は、テンションの切れ目がなくじつに刺激的。外注トラックをふんだんに起用したセカンドほどのスケール感こそなけれど、大半をセルフプロデュースとしながら、ノリとセンスのよさで最後まで飽きさせない作品づくりに成功している。また、これだけの客演にも関わらず、終始自身のラップが主役たりえているのは、ハード寄りに再シフトしたフロウの賜物だろう。欲を言えば、コンシャスなトピックに挑んだM14が、よりカタルシスティックな締めくくりなら尚良かった。