「Da FRONT and BACK」

SL-782006-01-18



1.Da FRONT and BACK Intro
2.Shine On feat.L-VOKAL&秋田犬Dob-Rok
3.One Day feat.BES
4.紅い空に灰色の街 feat.KENTA5RAS
5.新宿ドリーム feat.MSC&KAORI TAKEDA
6.MAD in JAPAN a.k.a Bad Ninjaman feat.JUSWANNA
7.There's somethin'about mary feat.ESSENCIAL
8.Awesome Idea feat.BOO&TARO SOUL
9.Fly Away feat.JAMOSA&JAY'ED
10.Walk wit me feat.SEEDA
11.I'm Still Here -I don’t go back there- feat.SABOO
12.My Life feat.bay4k
13.灯す火 feat.DUAL&MOMOKO SUZUKI
14.T.O.P feat.SCARS
15.Higher Sky feat.MOMOKO SUZUKI

エンジニア的職人気質とサンプリングセンスの融合、そしてアンダー・オーバーを超えた客演で高評価を得たファーストに次ぐセカンド。参加ゲストという点で地味なのは否めないが、音の質感に統一感を持たせた前作より楽曲のヴァリエーションは広がっている。中でもMUROばりにファンキーなM8やさながらBLビーツの如きM9は新境地で、そのいずれもが一筋縄でないのはさすが。対照的にM5・M6ではダークな持ち味をアバンギャルドな方法で提示しており、こうした"毒"的要素にもぬかりがない。またM3のBES・M11のSABOOは初ソロながら高いスキルを如何なく発揮しており、MCの素質を引き出す手腕も健在だ。M4・M10等も同様。全体に生音を大幅に導入したりとお洒落なベクトルに向かっているようで、じつはタイトで洗練されたヒップホップになっている。日本では珍しいタイプの作品だが、聴けば聴くほど良さが滲み出るだろう。