「The Rock City(M.O.S.A.D.'s Town)」

SL-782005-09-29



1.Can I get out?
2.Intro(Blazin' Hip Hop Station) feat.Jack Herer
3.Live on direct feat.JAY'ED
4.10 Club commandments feat.DELI,DABO
5.Don't worry about it
6.Money Clip feat.ANARCHY
7.舌のGun"SHURE"45
8.Skit(Call me back!) feat.MC JUN,Stealer&10C(G.B.L)
9.Call me back! feat.WATT,SYGNAL,Adya
10.Go Away feat.ANTY the 紅乃壱,NORISIAM-X,CEYREN
11.No.1 Host MC feat.KEISHI
12.One Love feat.般若,dNessa
13."B"のつづきの"A.K.A." feat.AK-69 a.k.a.Kalassy Nikoff
14.マタドール Remix
15.The Rock City(M.O.S.A.D.'s Town) feat.AKIRA(M.O.S.A.D.)

持ち前のストリート感を残しつつ、前作で新たに打ち出したメジャー色をグッと濃くしたうえに、方向性を思い切り広げたような力作。自身のプロデュースや名古屋周辺の客演を最小限にとどめた結果、ファーストではあり得なかったキャッチーなアプローチが随所に見られるが、それがもっとも高次元で結実しているのがBL制作のM3だろう。また従来路線の延長上ながらM9・10あたりのアレンジはシンプルながら華がある。ハイライトは当然M15だが(R.I.P.T-X云々については語るまい)、それ以上に痺れるのがKEISHIを悼むM11。これは涙なしに上がらずにはいられない名曲だ。唯一M4・6・13といったハーコー色の強いゲスト参加曲の印象が薄いのが物足りないところか(逆に般若の使い方は正解)。全体にラップアルバムというよりは彼の優れたミュージシャン気質が感じられる作品といえる。最後に本作で俄然いい仕事をしているのが3曲を提供しているDJ034&GROWTH。本当に名古屋は懐が深い。